土地情報の見つけ方~これだけはやっておくこと | CoCoDA – BLOSSOM DESIGN-

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2023.03.01

土地情報の見つけ方~これだけはやっておくこと

前回は、注文住宅を建てたい!土地を探そう!としても
なかなか土地が見つからない現況と、理由をお伝えしました。

どうすれば土地情報を得られるのか、失敗しないためのポイント4つ

欲しい土地エリアの仲介会社と接点を育てる

まずは欲しいエリアで、複数の仲介会社にしっかり何が欲しいのか伝える

そして定期的に状況を確認する事が大切です。できれば親しくなってください。

主に非公開の情報を得るのに役立ちます。

運が良ければ新築戸建の事業会社と同じ情報が得られる可能性もあります。

ポータルサイトの希望条件登録

スーモ・アットホーム・ホームズなど主要なサイトでご自身の購入したい条件を設定して、マッチすればメールに情報が入るようにしておいてください。
主に公開情報を素早く得るのに役立ちます

土地購入の前に建物計画を進めておく事

注文住宅を依頼する先の工務店やハウスメーカー等は、仲介専門会社でないことが多いので、ポータルサイトより早い情報も、非公開情報もあまり出会えません。

ではなぜ?と思われましたか。

土地探しは総額予算をしっかり検討して、具体的に建てたい建物の規模や仕様・予算感など予め検討しておかないと、良い土地が出てきても、すぐに反応できなくなります。

もし土地購入の検討者が

「先ずは土地を見つけよう。」
「それからどこで建てようか考えよう。」
「そのあと、どんな家をたてようか検討しよう。」
「建物予算(借入も含めて)はどうしようかな。」

などと順番に考えているお客様の場合、ほぼ必ずと言っていいほどに仲介会社はやんわりと順位を後回しにします。

なぜなら具体性がない方は途中で話が頓挫する確率が高いので、その土地の売主様のためにもそうします。

購入資金の用意の仕方を明確にしておく

仲介会社は、お客様の年収や勤続年数などの基本情報で、希望する融資内容の審査が通るかどうかをだいたい想定できます。

ですが具体的に審査をすると、金融機関の総合的判断によって減額されたり審査そのものがとおらなかったりします。

とくに買い替えの場合などは、いくつか融資条件をつけられたりします。

つまり、実際「買いたい」とお客様がおっしゃっても、購入できる方かどうか仲介会社は判断できません。

「購入する土地が決まってから建物のプランを考える。」
「そしてプランが決まったらローン審査を初めてする。」
「ローン審査がOKで、気持ちの整理ができたら購入します! 」
では間に合いません。

購入する土地が決まっていなくても、
建築依頼先が決まっていなくとも

まず最初にローンの審査は済ませて「いくら借り入れできるのか」を明確にしておく事が重要です。

この時、「ローン事前審査完了」の書面を金融機関が発行してくれる場合もあります。

買いたいという気持ちだけでなく、具体的に買える証明にもなります。

まとめ

土地情報は売手が買主を選ぶ

見てきたように土地購入は手順が多いため、条件が揃っていない購入希望者は買主として扱われない事が多々あります。
これが実態です。

購入者から見れば、なんだか大金を出して一生に一度の大きな買物なのに、どうして?

と思われるかもしれませんが、そもそも土地は供給量が乏しく、不動産業界の既得スキームがあります。

売主、しいては売主側の依頼を受けた仲介会社が、買主を選別する商材だと思ってください。

仲介会社はパートナーである取引先に土地を手当すれば収益も大きく、パートナーゆえに関係も強固です。

それを差し置いても、良い情報を得るためには、この記事で見てきた準備が大切になります。

  • 欲しいエリアの仲介会社と交流をもつ
  • ポータルサイトへの規模条件登録
  • 土地購入の前に建築計画をすすめておくこと
  • 資金計画を明確にしておく

マンションは今、外国資本やクラウドファンディング資金など流入しやすいため投資対象となり、高騰しています。
実需が中心の戸建は、土地探しをして注文住宅を検討する、建築に自由度があるなど、いろいろな側面から見ても魅力があります。


土地情報を上手に収集して、マイホーム計画をスムーズに進めていく参考になれば幸いです。