こんにちは、設計士の八木です。

今回は
土地をテーマに「１階リビング」又は「２階リビング」の家が合う土地
やめておいた方がいい土地
についてお送りします。

それでは順番に見ていきましょう。

「２階リビング」が合う土地

「２階リビング」の家を建てようと思う場合、土地の立地・形状・広さによって「２階リビング」との相性が違ってきます。

「２階リビング」が合う土地。
それは、土地のすぐ周りに家が建っていて、１階が間違いなく暗くなりそうな土地です。

それぞれ人によって優先順位は異なるかもしれませんが、一般的に住宅の場合はリビングが最も人が多く集まり、かつ滞在時間も長いことから、リビングの通風・陽当たりなど、滞在環境を良くする事が大切です。

この視点で検討すると、土地周囲に建物が密集しやすい都市圏の住宅地は、狭小地になるほど１階の日照条件が弱くなります。各居室は夜間滞在時間が長く、寝室の役割が大きいので、であるなら１階に配置する考え方です。さらに日中滞在時間が長いリビングを２階に配置すると、寝室・リビング、各々の滞在環境は自ずと良くなります。

「２階リビング」が合わない土地

「２階リビング」が合わない土地とは、先ほどの土地とは正反対に、土地のすぐ周りに家や建物が建っていない土地です。

さらに、庭も広く取れそうな土地は、「２階リビング」の家を建てない方がいい土地です。
なぜなら、家に入る光を遮るものが周りにないので、「２階リビング」にしなくても十分明るい家にすることができます。
そのため、「２階リビング」にして、明るさをわざわざ確保する必要がなくなります。

このように、これから土地探しをする人は、土地探しの段階で１階リビング、２階リビングと決めるのではなく、選択肢として「２階リビング」が有りか無しかだけ頭に入れて土地を決めるのがベストの選択です。

また、設計のテクニックで１Fでも明るいリビングにできる可能性もあります。
そして、最終的にリビングをどうするかは、土地と家の要望のバランスを見ながらプロに任せれば大丈夫です。

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