不動産売却「買取」と「仲介」
不動産をご売却する方法は大きく分けて「買取」と「仲介売却」という方法があります。
各々メリットデメリットがあり、売主様の売却事情によって選択することをお勧めします。
両者の大きな違いは「買主が宅建業者か否か」という点です。
それでは、詳しく「買取」「仲介売却」の違いについて見ていきましょう。
Contents
買取
買取は、不動産会社に直接買い取ってもらう売却方法です。
☆買取のメリット
①仲介手数料が不要
仲介売却では売買契約が成立すると仲介手数料が必要です。
計算方法は、売買価格×3%+6万円に消費税を乗じた合計。
例えば、5,000万円で物件が売れた場合の仲介手数料は1,716,000円(税込)です。
不動産会社との直接契約となる「買取」の場合、このような仲介手数料が発生しません。
②売却不動産を、素早く現金化できる
一般のお客様の場合は、集客で必要となる広告・宣伝活動や、ご案内・検討の時間が必要です。
③契約不適合責任が不要
一般的な個人間の仲介売買では、売却不動産の性能(雨漏・シロアリの害・給排水設備の故障・主要構造部の腐食等に問題がないか否か)を一部保証する責任があります。
これが一般的には不要となります。
④近隣の住民の方々に知られない
市中にチラシ配布・WEB掲載などする仲介では、外観や間取図なども掲載されます。
当然ご近所にも知られますが、買取の場合は市中に広告がいっさい出ません。
「人知れず売却したい」という方にはピッタリです。
★買取のデメリット
①仲介売却より価格が下がる
売主と買主が直接取引する「仲介売却」と違い、不動産会社が買取した場合は、あくまで再販売することが目的です。
そのため仲介金額より3割程度、値段が下がります。
仲介売却
仲介売却は、不動産仲介会社に依頼して、仲介会社を通して買主を探す売却方法で「3つの仲介依頼方法」があります。
☆仲介のメリット
①適正価格、またはそれ以上で売却できる可能性がある
仲介売却は相場に合わせて価格を設定するため、適正価格での売却が可能です。相場以上の金額で成約に至るケースもあります。
②住宅情報誌やWEBサイトへ広く告知できる
仲介売却の依頼をすると、仲介会社は見込のお客様への紹介だけでなく、広告を出して購入希望者を探します。
掲載先は、住宅情報誌から不動産系のサイトまで幅広く、その分より多くの購入希望者にアピールすることが可能です。
その中から、より良い条件の買主を選ぶことができます。
★仲介のデメリット
①想定以上に価格が下がる事がある
仲介は売却できる価格を保証しているわけではありません。結果、予想を下回る価格で成約することもあります。
②現金化できる時期がわからない
仲介で販売を開始しても、いつ購入希望者が「契約したい」となるかはわかりません。
通常2~3カ月での成約を目指した価格設定をおススメしますが、結果的に1年以上費やすこともありますし、そのまま売れないケースもあります。
③不動産買取では契約不適合責任が必要
引渡したあとの一定期間、雨漏・シロアリの害・給排水設備の故障・主要構造部の腐食など、売主はその責任を負う必要があります。
不動産事業者ではない個人の売主が「不適合責任を負わない特約」をつけて契約することは可能ですが、買主は高額な取引だけに余計な不安を感じたり、そんな特約がついた物件を敬遠したりするので、「不適合責任を負わない特約」は個人間の取引では避けたほうが良いと思います。
まとめ
いかがでしたか?
「仲介売却」をもっと詳しい内容はこちら↓
▶不動産を高く売りたい「仲介売却」について
「買取」のもっと詳しい内容はこちら↓
▶不動産を早く売りたい「不動産買取」について
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